独自の曲げ加工技術で、エネルギー貯蔵設備である球形タンクやLNGタンク、各種圧力容器などの製作・据付工事を行う白石鉄工株式会社。煙突や耐震パネルなど、大型の鋼構造物の製作や据付も行っており、松熊さんは、その鉄骨製作ラインで汗を流している。この仕事を目指したのは、職業訓練校で溶接免許を取ったことがきっかけ。入社5年目が過ぎ、今では切断孔明けの加工から組立・溶接、製品の検査、出荷まで、全ての作業をこなすマルチプレイヤー。「納得できる鉄骨ができた時の達成感は格別」と嬉しそうに語る。「先輩に教えてもらった技術を、後輩たちへ伝えていきたい」と頼もしい一面も見せてくれた。家に帰れば、２人の子どもを持つパパの顔に。公園で遊んだり、家族で出かけたりするのが至福の時間だ。

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