自動車をはじめ医療や光学、家電機器類に至るまで、多種多様な業界のプラスチック射出成形用金型を設計・製作している西日本精機株式会社。小さい頃から工作好きだった壬生さんは、迷わずものづくりの道へ。工業高校から福山市のポリテクカレッジに進学した後、就職、結婚を経て地元・北九州へ戻り、同社に転職。以来13年間、製造業の要と言われる金型一筋で腕を磨き、厚生労働省の技能検定(機械加工)では1級に1発合格した。「加工のやり方は無限にあって、よりよい製品にできるかは自分次第。絶えず最適な方法を考える楽しさを若い人たちに伝えたい」と切削加工の実務に加え、金型製作の司令塔として若手の育成にも全力投球している。休日は大好きなサッカーを息子たちと楽しむ。一方、社内にもフットサルクラブを設立。昼休みには仲間とボールを蹴り、コミュニケーションを深めている。

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