厚板の剪断や穴あけなどの金属加工を行う和東産業株式会社。ここで加工した精度の高い鉄板は東京スカイツリーやJR大阪駅など、後世に残る建築物に使用されている。入社13年目の中西さんは最長24ｍまで加工できる最新鋭の機械を使い、鋼材のレーザー加工に取り組んでいる。「自分が切断した部品が、いろんなところで使われていると思うとやりがいを感じます」。商業高校在学中に飲食店の厨房でバイトをしていた中西さんは“作る”ことに興味をもち、大きなものづくりもやってみたいと、同社に入社。以来レーザー加工一筋で腕を磨いている。目標は「やっぱり安全第一。ケガなく良い製品を作ること」と言い、言葉の節々から実直な性格が伝わってくる。休日はランニングで汗を流すほか、18歳から所属している消防団で、地域貢献にも取り組んでいる。

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