創業55年を迎える、有限会社三ヶ森製畳。1級技能士が3名在籍しており、さまざまな畳やふすまのオーダーにも対応可能な、地域密着の畳製造会社だ。2014年に入社した木嶋さんは高校を自主退学後、メンテナンス関係の会社に1年半ほど勤務した後、以前に同社に勤めていた祖母の紹介で、正社員として採用してくれる同社に転職。技術から気配り、言葉遣いにいたるまで、社会人としての厳しい指導を受けながら、家族同様に接してくれる会社の温かい雰囲気に支えられて2年が経過。現在は「福岡畳高等職業訓練校」に通いながら、たくましく成長中だ。「正直、最初はそれほど畳に興味はなかったけど、今はこの仕事を極めたい。まずは畳技能士2級を目指します」と、1枚30～40kgする畳を軽々と持ち上げる木嶋さん。週に3～4日ジムに通い、趣味で鍛えている筋肉が、仕事にも役立っているようだ。

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